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陸寄居蟹網絡日誌オカヤドカリブログ

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夏本番告げ種保存の営み

2019年7月2日

【徳之島】徳之島東北端の徳之島町金見崎(かなみざき)海岸の通称・真崎(まさき)浜では、国指定天然記念物オカヤドカリたちの生命誕生のドラマ〝一斉産卵〟が始まっている。ヤドカリたちの大群が、自然界のリズムに従って砂浜を覆い、礁湖の波打ち際たどり着いて次々と幼生を放出。梅雨明け前後、夏本番の到来を告げる密かな風物詩ともなっている。




同〝一斉産卵〟のポイント金見崎海岸は、同島屈指の美しい海浜環境を誇る奄美群島国立公園(第3種特別地域)エリアの一つ。5年前には台風の高波で自慢の美しい白砂の一部が流出し、無残にも造礁サンゴの底部を露呈。ヤドカリたちの繁殖活動への影響を懸念する声もあったが、その後じょじょに白砂が戻り、回復の兆しを見せている。

長年、ヤドカリのたちの保護・監視活動を続けている金見集落の寿山秋男さん(76)によると「今年は、先月下旬にかけて降り続いた雨の後に〝産卵行動〟が見られ始め、30日夜から一気に増えた」という。個体数は「気象条件に微妙に左右され、風雨の強い日は少ない。無風状態で蒸し暑い夜の満潮時はピークとなる」。

1日午後10時すぎの同ポイント。すでにヤドカリたちの大群が長さ約50㍍にわたって岩と砂浜を覆っていた。その一部は、宿貝と体の間に抱えたままふ化させたゾエア幼生を、礁湖の海水に浸かって体を揺らしながら放出。赤紫色をしたボウフラ状の幼生たちが、体をくねらせて泳ぐ姿が肉眼でも確認できる。
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