ムラサキオカヤドカリ
紫陸寄居蟹
2006年02月27日
昔、縁日ではヤドカリが売られていた。陸上に住むオカヤドカリの仲間である。しかし近頃は縁日のヤドカリにはとんとお目にかからなくなった。
昔日, 陸寄居蟹會在廟會, 集市出售. 但是近年來陸寄居蟹已不再出現在這些日子了.
1970年代の小笠原諸島調査で、記録されたオカヤドカリ類全種が天然記念物に指定されたためである。調査した学者は小笠原産だけを指定するつもりだったが、ミスで全国のオカヤドカリが採集禁止になってしまったという。縁日のヤドカリは専ら奄美や沖縄で採集されていたので、出店屋さんはとんだとばっちりを受けたことになる。
跟據1970年代小笠原諸島的調查, 被記錄下來的陸寄居蟹全部品種皆被指定為天然紀念物. 調查的學者起初只打算把小笠原產的陸寄居蟹指定為天自然紀念物, 但其後因為一些錯誤, 全國的陸寄居蟹皆被列為禁止採集的種類.
潮岬は南から運ばれたオカヤドカリ類の幼生が上陸し、暖冬の年は越冬さえする。また最近の温暖化によって、毎年多くの越冬個体が見られ、これを飼育・観察する小学校もある。
南方的陸寄居蟹類的幼體移到潮岬(地方名), 登上陸地, 在這裏渡過和暖的冬天. 還有最近因為全球暖化, 每天也會發現很多個體在這裏過冬, 也會有些小學學校飼養和觀察陸寄居蟹.
潮岬で見つかるオカヤドカリは沖縄で最も普通な種だと思われていたが、調べてみるとすべてムラサキオカヤドカリであることがわかった。
潮岬(地方名)所發現的陸寄居蟹蟹是沖繩裏最普通的品種, 經調查後得知牠們全是紫陸寄居蟹.
今期は厳冬なので、潮岬のムラサキオカヤドカリが無事冬を越せるか気がかりである。
今年冬天天氣寒冷, 潮岬(地方名)的紫陸寄居蟹能否順利地渡過冬天是令人擔心的事.
(串本海中公園センター 内田 紘臣)
(串本海中公園中心 內田 纊臣)
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