和歌山県すさみ町江住のエビとカニの水族館(森拓也館長)に重さが2キロ近くあるヤシガニ(オカヤドカリ科)が仲間入りした。脚を広げると50センチ近くにもなる。
沖縄県で食用として捕獲されたものを譲り受けた。同館ではヤシガニを展示しているが、ほとんどは1・5キロ以下。今回の個体は二回りほど大きい。近年は、乱獲などの影響から大型個体は少なくなっているという。
ヤシガニは5匹いるが、複数を一緒にするとけんかするため、1匹ずつ交代で展示している。現地では落ちたヤシの実などを食べているが、同館ではバナナやリンゴ、芋類、たまに鶏肉を与えている。
森館長は「全国的にも飼育展示している所は少なく、これほど大きいのは珍しい。一度見に来て」と呼び掛けている。
【2キロ近いヤシガニ(すさみ町江住で)】
(2011年07月26日更新)
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