オカヤドカリの生息最多 北限近くの白浜(和歌山)
最多陸寄居蟹棲身的地方, 北部白濱(和歌山)
白浜町の番所崎周辺の沿岸で今年、国の天然記念物であるオカヤドカリ仲間が、例年より多く確認されている。同地で定点調査している京都大学瀬戸臨海実験所の久保田信助教授は「南方系なので今夏の高水温が一因だろう。過去10年で最も多いと思われる」と話している。
白濱町沿岸四周等地, 國家天然紀念物陸寄居蟹的數量, 今年比住年多. 正在該地調查的京都大學瀨戶臨海實驗室的久保田信助教授表示「今年的陸寄居蟹是過住10年間最多的, 南方等地今年夏天的水溫特別高是其中一個原因」.
これまでの調査では、田辺市を北限とするナキオカヤドカリと印南町を北限とするムラサキオカヤドカリの生息が確認されている。ともに殻長数ミリと小さなものが多く、今年生まれて定着した個体と推測されている。
最近的調查所得, 己確定灰白陸寄居蟹分佈在北方界限的田邊市, 而紫陸寄居蟹則分佈在北方界限的印南町. 被發現個體很多的殼長也只有毫米, 所以推測牠們是今年出生而在此定居下來的個體.
両種ともすさみ町や串本町まで南下すると普通に繁殖しているが、北限に近い田辺湾とその周辺ではこれまであまり見られなかった。北限近くは寒波では死んでしまい、大きな個体は見当たらない。
兩種品種普遍會在南下的地方, 例如Susami町和串本町一帶繁殖, 靠近北方界限的田邊灣這一帶之前並不常發現陸寄居蟹. 北方界限天氣寒冷, 大型個體並不常見.
オカヤドカリは幼生時代、浮遊生活を送り、条件が整った場所を見つけると上陸して貝殻を探して定着する。このため、海水温が高いと潮に乗って多くの幼生が北上するという。久保田助教授によると、番所崎とその周辺には500種以上の貝殻が流れ着いており、微小な貝殻も多く、条件的には良いという。
陸寄居蟹在幼體時代過著浮游生活, 找到適合件條的地方後便會登上陸地, 寄居在螺殼裏生活. 因此, 今年北部海水溫度高, 使幼體得以隨海潮到達北部. 久保田助教授表示, 番所崎與四周的地方有500種以上的螺殼, 細小的螺殼也很多, 條件很有利.
番所崎と条件が似ている田辺市目良の定置水温(県水産試験場観測)のデータによると、今年7月は過去10年の平均値(26・5度)よりやや低い26・2度だったが、8月は過去10年で最も高い28・7度となり、9、10月も過去10年の平均値より高く推移した。
與番所崎條件相似的田邊市目良, 其水溫資料(縣水產試驗場觀測)顯示, 今年7月比過去10年的平均埴(26.5度)稍稍較低, 有26.2度. 但8月水溫便是過去10年中最高的, 有28.7度, 9, 10月也比過去10年的平均埴高一些.
久保田助教授は「今年は頻繁に見掛けている。来年2月の寒さで死んでしまうかもしれないが、貴重な生き物なので引き続き見守っていきたい」と話している。
久保田助教授表示「今年 發現陸寄居蟹的次數頻繁. 雖然到了明年2月時牠們可能會抵受不到嚴寒的天氣而死亡, 但希望我們能保護這種貴重的生物.」
オカヤドカリ 陸生のヤドカリで、鹿児島県から沖縄県、本州中部以南など広い地域に生息している。日本では天然記念物として保護されている。沖縄県の一部で特例として捕獲が認められているが、国内での捕獲はできない。
陸寄居蟹是陸棲寄居蟹, 棲身在鹿兒縣至沖繩縣, 本州中部以南等地區. 在日本牠們被指定為天然紀念物, 也是受保護動物, 只有沖繩縣一部分會可以特別獲准捕獲, 國內其他地方並不能捕獲.
(紀伊民報) - 11月11日17時0分更新
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